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あらすじ
主人公の白河美穂は高校1年生のボーリング少女。同じくボーリングをやっていた友人から久々に電話がかかってくる。その友人は北海道への転校を機にカーリングを始めているという。ひょんなことからカーリングに興味を持った美穂は学校にカーリング部がないか探しにアイスリンクに行くが、そこでおかしな先輩二人と出会う。オリンピックを目指すカーリング部のドタバタスポーツ漫画
スポーツ漫画でも珍しい「カーリング」漫画
今でこそテレビで見る機会が多くなってきたカーリングですが、読んでいた当時はなかなかに珍しいスポーツをテーマにしてる漫画だなと思ったのを覚えてます。
舞台はアイスホッケーやフィギュアスケートなどウィンタースポーツが盛んな高校。主人公を初めチームを組むことになるメンバーは全員カーリングのルールも知らない初心者ばかり。そんなメンバーが手探りでカーリングをやっていきます。
序盤はカーリング部を創り、人集め、練習場所探しと実際にカーリングをやっているシーンは少ないです。普通に考えてみて突然カーリングをやろうと思っても、そう簡単にできるものでもないですよね。チームでやる競技ですので人が必要、場所も例の円が描かれたリンクが必要ですし、道具も要ります。そう考えると、ある意味現実的な流れでカーリング部を立ち上げていってます。
当然ながら、カーリングのルールもちゃんと教えてくれるので、その辺の心配は問題ないです。
ただ、カーリングの漫画は間違いないですが、注意していただきたい点としては思った以上にギャグ色の濃い、ハイテンションな漫画だという点です。
超個性的なキャラ揃い
- 主人公の白河美穂は真面目な性格で、カーリング部の発起人として部長を任されます。
- そんな美穂と出会った途端にカーリング部をやろうと提案してしまうこの漫画イチぶっ飛んだ先輩二人、絹谷リンとえんどーちゃん。驚異的な身体能力の持ち主。
- 美穂のクラスに転校してくる元アイスホッケー部だった小林北斗。兄との因縁が非常に気になります。
- 生徒会副会長でカーリング部申請書を受け取る側なのに何故か突然俺も入ろうと言って入部する島田真佐雄。
- 顧問になる家庭科教諭の八千草まゆこはゲテモノ料理でアスリート栄養管理ができる。
曲者揃いのキャラばかりでカーリングをやってない普通の学園シーンも読んでて楽しいです。
そんなキャラばかりなので初めは本当にカーリングをやっていくのか?と思ってしまいますが、そもそもカーリングをゼロから始めるって大変なのが当たり前ですか。
とはいえ、1巻後半にはちゃんとした外国人コーチも登場してきて、カーリング環境が着実に整っていく流れは真面目にカーリング競技が展開されることを期待させてくれます。もちろんカーリングバトルは楽しめるように描かれています。
最後に
以上、個人的おすすめポイントを紹介してみました。個性的なキャラが多いせいか、漫画全体のテンションが高いですが、カーリングシーンは真面目に書かれてます。特に試合の中で考えられる戦略的な部分はリアルな感じが伝わってきます。4巻までなので戦略的には基本的なところになるのかもしれませんが、それでもこの漫画を読むだけで実際のカーリング競技をじっくり見てみたくなると思います。
おすすめしたい漫画だと言いたいところですが、実はこの作品、物語が途中で終わってしまっているんです。 打ち切りなのかは覚えていないのですが、消化不良になってしまい非常に残念です。
とはいえ、4巻まででも面白いですので、興味ある方は読んでみて下さい。
ではでは。
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