三皿です。
今回、私が紹介するおすすめ漫画は木村紺先生の作品「神戸在住」です。
どんな漫画か?
・そんな日常生活を主人公自らが紹介している変わった構成
・この作者の作品を初見の人は、独特のコマ割りにまずは驚くはず
ストーリー
主人公は辰木桂、神戸の美大に通う美術科の2回生。
美大での生活や友達・家族と出かけたりしたことなど、普段の日常生活の中にあるちょっとしたことが描かれたエッセイのような漫画
普通の人だったら何気なく過ごしてしまっている時間をこの主人公はしっかりと見つめていて、そんな主人公を通して描かれる時間を読むことができます。何が言いたいかというと、心が癒されます!
主人公が解説する、独特の説明文
この漫画で登場するキャラや訪れるお店や場所などは、主人公の桂を通しての説明文が作中のコマに書かれているんですが、この説明文を主人公自らが解説しているという構図になってます。
美大に通う主人公ですから、その文章センスは爆群でその詩的エッセンスも相まって作品の雰囲気を作っています。
登場するキャラは誰もが個性的なんですがしっかりと地に足ついたバックグランドがあり、紹介されるお店や場所も非常にリアリティーがあり(おそらくは本当に実在する・したものではあると思うのですが)というか思い入れが溢れすぎているのが伝わってくる程で、この作品は作者の実体験でしょ!と思えるくらいの世界観になってます。
独特な絵柄も、温かい雰囲気を醸し出している
この漫画は作画も変わっていて、すべて手書きでになっています。
そこもまたこの漫画に暖かみを感じる点なのかと思います。
神戸に行ってみたくなる
主人公が過ごす日常生活と、感受性豊かな主人公というフィルターを通して描かれる紹介文がマッチして一層作品を暖かくしています。そして作品の舞台となる神戸という町に魅力を感じてしまいます。
どんな町なんだろうかと想像を掻き立てるような、そんな魅力が詰まった作品です。
読み終わった後はきっと、神戸に行ってみたいなと思えるはずです!
ちょっとでも興味を持ってもらえたら是非手に取って読んでみて下さい。
もしこの作品が面白いと思ってもらえたら、作者の別作品である「巨娘」も読んでみて欲しいです。そちらもまた違った意味で面白いので。
他にもおすすめ漫画を紹介していこうと思うので、もしよければそちらもどうぞ。
自分が好きな作品を他の人も読んでもらえたら純粋にうれしいです。
ではでは。
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