これまで数々の漫画を読んできました。泣く泣く手放してしまった作品もありますが、そんな私がこれだけは捨てられないと本棚に大事にしまってある漫画を紹介していきます。
今回紹介する作品は、志村貴子先生の「敷居の住人」です。
これまで数々の漫画を読んできました。泣く泣く手放してしまった作品もありますが、そんな私がこれだけは捨てられないと本棚に大事にしまってある漫画を紹介していきます。
今回紹介する作品は、志村貴子先生の「敷居の住人」です。
主人公である本田千暁の中学時代から高校卒業までの、グダグダな青春と不完全燃焼な恋愛を描く。ひたすらにワガママで青臭い若者の物語。
敷居の住人-wikipedia
この物語の主人公、本田千暁は、髪の毛を緑色に染めて、塾をさぼってゲームセンターに通って、嫌なことがあれば学校は勝手にさぼってしまう、でも喧嘩はちょっと苦手な中学3年生。
一般的にイメージする不良とは違った意味で”問題児”である主人公、本田千暁くん。そんな彼の中学から高校卒業までを追ったドキュメンタリーのような話になってます。
おすすめ漫画として紹介しておいてあれですが、どこがどう面白いのか説明するのが難しい作品だと改めて実感します。とても思い入れのある大好きな作品なんですが、不思議な魅力がある作品です。
この漫画の中の展開は本当にで上にある”あらすじ”以上でも以下でもないです。ただただグダグダな日常が描かれています。
作品タイトル:敷居の住人 全7巻 ※新装版は全6巻
連載:コミックビームにて1997年12月号から2002年7月号まで連載(エンターブレイン)
作者:志村貴子(公式HP:Memo | aoikitoiki)
他作品:放浪息子、青い花、どうにかなる日々
コミックス巻末など参照
一つ思うのは、私のように普通の学生生活を送った人間にとっては、このミドリちゃん(主人公の愛称です)が過ごすこの青春が、なんだか新鮮に感じるのかかもしれません。大事件は起きないんですが、だからこそ目が離せなくなる漫画になっているのではないかと思ってます。
きっと中高生の時に読むのと、大人になって読むのとではこの作品の受け止め方が違ってくるはずです。思春期ならではの周りの見えない感じというか情緒不安定な感じというか、そんなキャラの心情を志村先生の独特なコマ割りと相まって巧みに表現されていると思います。
この漫画の空気感はこれ以上言葉では伝えられないので、まず試しに1巻だけでも読んでみて下さい。とはいえこれだけオススメしてきましたが、正直、人によっては全く響かない人もいると思います。逆に感性がドンピシャだと、この世界にのめり込んでしまうでしょう。
この主人公に愛着を持てるか、少しでも興味が持てるようなら、残り6冊もあっという間に読んでしまうと思います。肌に合わないようなら、そこまでということで笑
最後に、志村貴子先生のファンが一人でも増えたらうれしいです!
ではでは。
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